自主ゼミ #2013-14

    • 議論内容:
      • 主権概念の形式化.主権とリアリズムの緊張関係について.
      • ポストモダンな主権批判の失当性について.
      • 保護する責任論の理論的含意について.

 

  • 次回予定: 鶴見太郎 [2012] 『ロシア・シオニズムの想像力――ユダヤ人・帝国・パレスチナ』東京大学出版会, 序-2章.

 

借出@市ヶ谷図書館: ヒューム [1995]; [2012]; [2004]; 棚瀬 [2002]; 宮沢 [2008]; 盛山 [1995]; 小坂井 [2008]; 中山 [2008]; [2010]

    • ヒューム, デイヴィッド [2012] 『人間本性論 第3巻 道徳について』伊勢俊彦/石川徹/中釜浩一 (訳), 法政大学出版局.

    • ヒューム, デイヴィッド [2004] 『人間知性研究』斎藤繁雄/一ノ瀬正樹 (訳), 法政大学出版局.

    • 棚瀬孝雄 [2002] 『権利の言説――共同体に生きる自由の法』勁草書房.

    • 宮沢俊昭 [2008] 『国家による権利実現の基礎理論――なぜ国家は民法を制定するのか』勁草書房.

    • 盛山和夫 [1995] 『制度論の構図』創文社(現代自由学芸叢書).

    • 小坂井敏晶 [2008] 『責任という虚構』東京大学出版会.

    • 中山元 [2008] 『賢者と羊飼い――フーコーとパレーシア』筑摩書房.

    • 中山元 [2010] 『フーコー――生権力と統治性』河出書房新社

借出@区立図書館: 上田 [1986]; ラーンジュ [2004]; 奈良本 [2005]; 高橋 [2008]; ヤング=ブルーエル [2000]; 鶴見 [2012]

    • 上田和夫 [1986] 『ユダヤ人』講談社(講談社現代新書 834).

    • デ・ラーンジュ, ニコラス [2004] 『ユダヤ教とはなにか』柄谷凛 (訳), 青土社.

    • 奈良本英佑 [2005] 『パレスチナの歴史』明石書店.

    • 高橋正男 [2008] 『物語 イスラエルの歴史――アブラハムから中東戦争まで』中央公論新社(中公新書 1931).

    • ヤング=ブルーエル, エリザベス [2000] 『ハンナ・アーレント伝』荒川幾男 (訳), 晶文社.

    • 鶴見太郎 [2012] 『ロシア・シオニズムの想像力――ユダヤ人・帝国・パレスチナ』東京大学出版会.

 

政治と理論研究会 第12回

下記の要領で研究会を開催します※終了しました.

参加希望の方は,kihamu[at]gmail.com まで予めご連絡下さい.

なお,本研究会は法政大学大学院政治学専攻委員会と共催です.

    • 報告者:何鵬挙 (法政大学 博士後期課程)
    • 報告題名:「自民党政権時代における立法過程についての再検討――中日比較という視点から」
    • 報告概要(予定): 本報告では,自民党政権時代(一党優位期から連立期まで)の立法過程を法案の起草,与党審議,議事運営,審議過程の四つのサブ過程に分け,新制度論の観点から中国の立法過程との比較分析を行うことによって,立法過程が持った政治的意味を明らかにする.政権党が政権の維持・強化のために公式なルールの改正や非公式な慣行の形成を主導するとの仮説が正しいとすれば,政党システムが競合的であるか非競合的であるかにかかわらず,制度構築に影響力を保持する政権党の地位が長期にわたって維持された場合,構築される制度は似通ったものとなるであろう.報告ではこの仮説を検証し,制度の違いが存在するならば,それはどのような要因から説明できるかを検討する.さらに,その検証結果を踏まえて,自民党の政権陥落の背景についても考察を加えたい.
    • 討論者:山口希望(法政大学 博士後期課程)

 

政治と理論研究会 第13回

下記の要領で研究会を開催します※終了しました.

参加希望の方は,kihamu[at]gmail.com まで予めご連絡下さい.

なお,本研究会は法政大学大学院政治学専攻委員会と共催です.

    • 報告者:今橋大輝 (法政大学)
    • 報告題名:「政治的な生のスケッチ」
    • 報告概要(予定): ヨーロッパの思想史において,法は,宗教や伝統的な慣習,自然法則といった,生きている人間には変更不可能なものではなくなり,逆に,生きている人間が自らの意志によって打ち立て,変えてゆくことができるものとなった.このような主張を軸に,本発表は,法,意志,そして現代の私たちの政治における「議論しえないもの(生命)」について論じることを試みる.政治と思想をどのように生きるのかについてのひとつの試論.
    • 討論者:大久保歩 (東京大学)